midnight express

思索する者を愛します。

解釈・くじ引き民主主義

解釈・はメモのような物です。” ”は引用。

 

哲学、宗教、自然科学。形は変わりながら魔法は残り続ける。人間には拠り所が必要ということか。とすれば、哲学、あるいは理性に無限の可能性を感じている私は、古代ギリシアで生きる方が幸せか...。

 

古代ギリシアには「くじ引き民主主義」という面白い(interesting)システムが存在した。

アテネでは、成人男性全員が投票権を持つ民会を持っていたことはよく知られているが、法案を提出する評議会や裁判所、さらに行政執政官も市民の抽選によっていたことは余り知られていない。かのソクラテスも評議会の議員に抽選で選ばれ、そして抽選からなる裁判員によって裁かれたのだった。”

そして、現代にその姿を表そうとしている。

憲法改正を討議するためにアイスランドが2010年に市民1000人を抽選で選んだ事例や、やはり憲法事案についての意見を集めるためにアイルランドが2012年に66名の市民を抽選している。最近では、ベルギーが、国の政策について意見を具申する市民から抽選した委員による審議会を2019年中に設置する発表された。”

このシステムは熟議に通じる部分が大きいと思う。熟議を詳しく知りたいという方は鈴木寛『熟議のススメ』を読むことを勧める。

 

議会民主制というフランス革命の道具(哲学者マナンの説)がここまで広がりを見せるとは...。

アリストテレスが言ったように抽選制こそが民主的であって選挙は寡頭制の特徴であり、モンテスキューも抽選制こそ民主主義の本性であり、選挙は貴族制の本性だと説明していたのだ。”

どちらにせよ、新しいシステムを作り上げる必要のある時期に差し掛かっているのだろう。願わくば、それが暴力を伴わない革命であることを...。

”もし今ここにある民主主義で事足りないのであれば、異なる民主主義を実践すれば良い。民主主義である以上、地域や国といった共同体の運命を決める資格と権利を持つのは、その共同体の構成員の1人1人であるはずだ。その運命が一部の人間や組織に支配されて良いはずがない。”

 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64685